園長ブログ

深く、豊かに 

レベッカ・ソルニットというアメリカの作家がこんなことを言っています。

「わたしたちが感情について語るとき、たいていは、楽しいか、悲しいか、そのどちらかだ。 ・・・中略・・・ むしろ“深いか浅いか”“豊かか貧しいか”といったとらえ方をするほうが、わたしたちは自分の体験をうまく舵取りできるのではないだろうか。」

確かにその通りで、私たちは何をするにせよ、楽しいかどうかを基準にしています。子どもたちもつい「楽しかった?」と問いかけてしまいます。
でも人生は楽しいことばかりではありません。悲しいこと、面倒なこと、つまらないこともたくさんあります(むしろそちらのほうが多いでしょう)。
私たちはまるでそれから逃げるかのように楽しさを追い求めて生きていますが、そんなふうに楽しさばかりに焦点を当てていると、かえって虚しく感じられるのではないでしょうか。
悲しい時も、面倒な時も、退屈でしかたない時も、そこに深さや豊かさはあります。

学年最後の学期になりますが、一日一日どんな日も、刹那的な楽しさを拾い集めて歩くより、いかに深く、豊かに生きるかを大切にしたいですね。